3Dプリント購入所感

※この記事は ICT Advent Calender 2020 19日目の記事です。 昨日18日は、ウエハラの記事でした。

ツイステッドワンダーランド、面白そうですね。 初見でもツイステッドワンダーランンドの世界観やキャラが分かりやすくまとめられていて面白かったです。 個人的には アズール・アーシェングロットとエペル・フェルミエがビジュアルだとタイプそうでした。 今度詳しく教えて欲しいです。

自己紹介

今年オンラインLTに一度だけ顔を出しただけなので、初めての人がいるかと思いますので軽く自己紹介をします。

f:id:potato0022:20201219020713p:plain 情報通信システム工学科 5年 のぽてとです。

一応ゲームエンジニアです。Unityや2D・3DCGなどが少しできます。

使用言語

c#

使用ツール

Unity / ClipStudioPaint / Blender2.8 / 3DCoat / ZBrush

ゲームやVRコンテンツ、メディア系の会社に行くので、そういう分野に興味がある方はDMください。

今回は、3Dプリンターを購入したため所感やオススメ教えてと言われたので、現状の所感をまとめました。

3Dプリンターを購入した

自身への誕生日祝いとして、3Dプリンターを衝動買いしたので、その所感などを書いていきます。

今回購入したのは、光造形方式3Dプリンター Nova3D Bene4 Monoです。

3Dプリンターとは

現状3Dプリンターは種類は大きく分けて、この5つの方式が主流になっています。 一般的に有名なのは熱溶解積層方式の3Dプリンターだと思います。(フィラメント樹脂を溶かして少しづつ面を重ねていくやつです)

  1. 光造形方式

2.インクジェット方式

3.粉末燃結方式

4.熱溶解積層方式

5.粉末固着(接着)方式

今回、私が購入したのは、1.光造形方式の3Dプリンターです。

下の図のような感じで、ビルドプラットフォームにさかさまに造形されていきます。

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仕上がり

造形物めちゃめちゃ綺麗です。熱溶解積層方式にくらべ、細部の再現度がかなり高いです。

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メンテナンス

光造形めどくさというのがメンテナンス面における本音です。

光造形は造形時、熱溶解積層方式フィラメントの代わりにuvレジン液を用います。 通常、レジン液はIPA(イソプロピルアルコール)という、危険物に該当する薬品で機械や造形物についたレジン液を洗浄します。 このIPAという薬品は排水溝に流せず、一般的には紙に給水し燃えるゴミに出さなければなりません。(匂いは結構きついです)

Nova3Dでは、公式からIPAの代わりに水で洗浄できる水洗いUVレジン液を取り扱っています。 これは、IPAの代わりに水で洗浄できるUVレジン液です。

これにより、格段にメンテナンスが楽になります。

スライサーソフト

ココが今回の一番の肝です。

Nova3Dの製品は、専用のスライサー(3Dモデルを印刷用のデータに加工するアプリケーション)のNovaMakerというソフトが配布されています。 所感ですが、あまり良くないです。

個人的にはChituBoxというソフトをオススメします。

NovaMakerがChituBoxに比べてなにがダメかというと、モデルの空洞化ができません。 それにより消費レジンが減らせず、印刷時の平面積が大きいため失敗するリスクが高まります。

NovaMaker f:id:potato0022:20201219043805p:plain ChituBox f:id:potato0022:20201219043809p:plain

現状、Nova3D Bene4は有志が開発したChituBoxのプラグインがあります。 しかし、Nova3D Bene4 MonoはChituBoxのプラグインがなく現状NovaMakerのみの対応です。

まとめ

精密なモデルを造形したいなら光造形はかなりオススメです。 しかし、後処理やメンテナンス等の面倒な作業があるため、注意が必要です。

現状Nova3DBene4が僕が光造形でオススメする商品です。

ぜひ、皆さんも購入して生活を豊かにしてみてください。

最後に

今年は某ウイルスのせいであまりICTに関われなかったですが、ゲーム制作や、2D・3DCG制作等聞きたいことがあれば気軽にDMでも飛ばしてください。